高岡市にある国宝の瑞龍寺を訪ねました。
総門を経て山門を通り抜け、回廊に囲まれた中に
仏殿があり、その奥に法殿がかまえており、その広さ、大きさに圧倒されました。
その法殿のなかに「杮板」の御志納の掲示があり、
「杮葺き」についての説明文がありました。
その中に「中間に銅板をはさみ、降雨の際に
水と混ざる銅イオンの作用で、腐食を少なくする方法がとられています。」
と書いてあり、もう一度展示の屋根を良く見てみると確かに銅板がはさまれて
いました。今まで全く気がつきませんでした。
昔の職人の知恵にあらためて驚きました。 田中 博