可喜くらし連続講演企画 第3期 『旅とまなざし』④
可喜くらし
2018年3月3日(土)
16:00~18:00
鈴木工務店・可喜庵
※終了しました
第4回 3月3日(土)16〜18時
『都市の木造を見直す旅』
建築家 安井 昇
<可喜くらし>は芸術・建築を中心に、暮らし、地域や場所の記憶を未来に引き継ぐことを目的とした連続講演会です。住いの素形のような空間で無心に喜びや発見を分け合い「可喜(かき)」の輪を繋げる場を目指しています。シリーズ 第3期テーマ『旅とまなざし』の第四回目は、建築家 安井 昇 (やすい のぼる)氏の講演です。
防火・ 耐火とは。人間は「火」によって生活の「あかり」や「熱」を手に入れました。昨今は電化で身近に裸火が少なくなりましたが、糸魚川の大火災が起きたように、誰もが過失で火事を起こす可能性はあります。「火」の性質を知ってゆけば「木や土」の住居も町並みも「火の災い」に負けない工夫が可能です。理論が建築学会賞奨励賞、実践が林野庁長官賞など高い評価を受ける安井氏のユーモアと情熱的な「火育」「木育」への眼差しは、私たちの火や木の記憶や日本の森林との関わり方のイメージをダイナミックに変えてゆきます。
講師の方のプロフィール
◆安井 昇 (やすい のぼる)
1968年 京都市生まれ。
建築家。 桜設計集団一級建築事務所代表。東京都市大学非常勤講師。
東京理科大学大学院修士修了後、積水ハウスを経て、1999年自身の設計事務所を設立。木造の建築の設計をしつつ、木造防耐火に関する研究、技術開発、コンサルティングを始める。2004年早稲田大学にて博士(工学)取得。2007年論文「柱圧縮試験による木造土壁の火災加熱時の非損傷性予測と木造土壁外壁の防火設計」にて日本建築学会賞奨励賞を受賞。「堀切の家」ウッドデザイン賞、2016年林野庁長官賞(優秀賞)他。
NPO法人team Timberize 副理事長。、NPO法人木の建築フォラム理事。
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