Pirika House
出典:kaki no tane vol.10 より
Pirika House
人と人をつなぐ家『Pirika』7th
「見て見て、こんなに細かったのに!」今はこんもりと木陰を作って、迎えてくれるシンボルツリー。写真集の中の初々しいナンキンハゼの姿は、庭と家が時を経て熟成し続けていることを教えてくれます。
『Pirika』はアイヌの言葉で、小さい・可愛い・正しいなどたくさんの意味を持っています。人がつながり、輪がひろがるこの場所の魅力が、名前からも感じられます。
Hair Room 旅・雑貨・家
Pirika Houseの1階は奥様が経営する美容院です。ひとりひとりに丁寧に施術してくれるお店で、センスとホスピタリティに癒されたいたくさんのファンが時間を作って通ってきます。和室コーナーでは、交代でお連れさまを待ったり、時にはお昼寝も。また心から好きな雑貨たちもたくさん並べられています。バイク好きな方は、ご主人と話が弾みそうです。
ひとつひとつ実際に目で確かめて、本当に好きだという確信を積み重ねながら進む姿勢は家づくりにも反映しています。北海道でペンションを開くのが夢だったという奥様。ご主人の「北海道に行かなくても地元のこちらで北海道を感じさせる空間を造ろう。」との決意で家を建てることに—。ご主人は緑が多くトレッキングできる環境を求めて、ジョギングやウォーキングにもってこいのこの場所を選びました。
2階のリビングは人気のカフェのようで、泊まって行く友人たちが皆気分がいいと言うのが頷けます。
鈴木が一番苦心した階段を上がると、吹抜けに面して開放的な屋根裏空間があります。そこにはハイジ、じゃなくてご主人のデスクが。
「この家・店を通じて、旅や環境、人とのつながりができる家(店)になっていくのが今の目標であり、夢です。」とご主人。
まずそのスタートイベントとして11月5日6日には安全野菜・体験エステ・手もみ整体などが集まります。来年からはワークショップも始まる予定です。
主にもお客様にも友人にも、そして道行く人にも、これからもずっと愛されるPirikaであってほしい。私たちも心からそう願っています。