8月6日の可喜くらし連続企画 建築家 新居 千秋氏による「建築思考の旅」
の講演はとても刺激にみちた話の連続であっという間に2時間半がすぎていました。
なかでも,印象的だったのが ルイス・カーンの事務所の時代の話でした。
「最初から調べなさい」「もともと名前のあるもの、全ての名について疑いなさい。」
「言葉を大切に使いなさい」「何回も調べて使いなさい」
建築を表すのに言葉は必要なのだろうかと普段から思っていた自分にとって、とても意外な言葉でした。 それは「建築の進歩はその時代による技術ではなくてその時代の思想が進歩させる」という言葉に集約されているようです。考えるための言葉、考えを表すための言葉の重要性をいわれているのでしょうか。そのあとで新居氏が各作品のアプローチの話をされ、そちらもとても興味深い話をきくことができました。
田中 博