コピーライター・編集者 清水宗己氏の講演 「風を求め、風に吹かれる旅」 が、
10月1日の土曜日、可喜庵にて開かれました。
これまでの建築関係の題材とはガラッと趣きを変え、「セイリング」の話し・・・
参加者のほとんどが初めて触れる世界で、見ること、聞くこと、驚きの連続でした。
例えば、ヨットの形状ですら想像を遥かに超え、船というよりは、まるでグライダーのようで、
そのスピード、迫力には、圧倒されました。
来年6月の決勝大会「第35回アメリカズカップ」に向けての予選大会が、
11月18日~20日の3日間にわたり、日本の福岡で開催されるので、
これからテレビ等で、そのダイナミックさを目にするかもしれませんね・・・
(そのアジアでの開催は、約150年を超えるアメリカズカップの歴史でも、
歴史的な始めてのことのようです)
アメリカズカップといえば、そのカップを収めているバックにもビックリです!!
なんとルイヴィトン社の特製・・・中身より高いことは、明白です。
清水氏は、過酷な外洋レースの後の、ヨットをホームポートに戻す、廻航にこそ、
何物にも代えがたい、たくさんの体験があふれているようで、
イギリス~スペイン~フロリダ、
オーストラリア~シドニー~ハワイの話しを、
〇〇年何々、〇〇年何々と、克明に解説してくださり、
その記憶力には、本当に脱帽しました。
またひょんなこと?から勤め人というレールを外れてきた人生を、
様々な人々との出会いがあり、その経験がまた人を呼ぶ、
ご自身がセーリングの中で『風を読み、風を呼ぶ』と言っていたことが、
まさしく清水氏人生そのものでもあり、
これから船出をする若い学生さんには、大いに刺激になったようです。
過酷なスポーツに身を投じてきた、流石の海男でした!!(西野博子)