東戸塚にある、「地図に残る仕事」を技術的にサポートしている大成建設技術センターを見学する機会がありました。多くの卒業生が活躍している会社で、研究所には元武蔵工業大学卒が5人おり、技術センターをじっくりと案内してくれました。構内には管理研究棟2棟と12の実験棟、計14棟があり、多くの実験棟を見学。なかでも、2014年6月に運用を開始した、三つのコンセプト:いきいきオフィス、ゼロエネルギーと一つ上の安心、を提案する都市型ZEB棟でセンターの説明とZEB棟の執務空間を見学しました。
ZEB棟は、LEED(米国環境性能認証制度)プラチナ認証、BELS(建設物省エネルギー性能表示制度)で最高ランク5☆を国内初取得と先進性も持った建物でした。省エネで、一般ビルの75%減を達成し、創エネ(太陽光発電)で25%を賄い年間エネルギー収支ゼロを計画、一年目の結果は、創エネが30MJ/㎡・年プラスを達成したそうです。「一つ上の安心」で都市型小変異免震装置を開発設置されていました。通常60cmのクリアランスが建物周りに必要ですが、半分の30cm以内を達成した市街地で建築面積を最大限に確保した免震装置になっているそうです。
ビルの大きさはありませんが、我々はZEH住宅も造ってます。地球温暖化対策にも貢献しますが、光熱費ゼロは暮らしへの負担感を取り除いてくれます。弊社では、今までに5軒を建築しています。広範囲で参考になる見学会でした。
ZEB:ゼロ・エネルギー・ビル ZEH:ゼロ・エネルギー・ハウス