窓から見えるもの

研修で甲府から富士見高原まで、甲斐路を巡って数件の住宅・別荘を見学してきました。建ったばかりの住宅から築15年の別荘までそれぞれ、その「場所」、「人」、「時」ならではの「十人十色」の建物でした。

 

東京より寒い地域ですが、冬季の晴天率が高いため、太陽熱を利用した空気集熱式ソーラーシステムがより有効です。甲府市街は建物が立ち並び、町田と同じような敷地環境なので、冬季の太陽熱をどのように取得するかが重要になります。大きく違うのは、四方どこかを見れば美しい山並みが見えること。住宅を巡りながら、富士山がどのように見えるのかにも注目してみました。

 

甲府の家から見える富士山

 

 

 

北杜の別荘から見える富士山

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴木工務店の設計では、すべての窓は「透明」で提案します。窓は、採光・通風を目的としますが、ソトが見えることで内部空間に広がりを生み出します。透明でない「型ガラス」にすると「明るい壁」になってしまいます。必要に応じて、カーテン、ブラインド゙などで日差し・視線を制御しながら「窓」を最大限に楽しんでいただきたいと思います。(小栗克巳)

 


城址からみた山並みと日の出

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