大正期に建てられた瑞穂の旧家で、床の間周りの材料に「黒檀・紫檀・鉄刀木」が使われている和室の天井板を吉野の柾目の天井板で葺きかえることにしました。稲子で止める為の細工と、削りを大工二人に頼み、この後、柿渋二回塗りをしますので、鉋跡が残らないように注意深く仕事をしてもらいました。本物を仕上げるには、時間がかかります。 天井裏は、八寸の屋根勾配の広い空間になっており、断熱気密も30年前の改修では手を付けていませんでしたので、発砲系の断熱材を吹き付けて気流留めと材料の隙間も塞ぎ、天井からの熱の出入りは抑えることができたはずです。
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