安井昇氏 可喜くらしで「都市の木造を見直す旅」を語る

3月3日に開催した「可喜くらし~旅とまなざし~」では、木造建築の防火耐火設計の第一人者である建築家・安井昇氏が登壇。学生さんや建築関係ほか大勢の方々にご来場いただきました。

 

今回の講演タイトルは「都市の木造を見直す旅」です。木造建築の耐火と防火、建材としての木の可能性などをお話しいただきました。元来、暮らしの中にあった火ですが、現代の住まいではその存在を感じにくくなっていることから、実生活での「火育」の必要性と「火と木のいい関係」を発信していきたいという安井氏の展望も共感を呼んでいました。

 

 

建築の難しい話しをやさしく、たのしく聞かせて下さる安井氏の講演に、参加者の皆さんも弊社スタッフもすっかり入り込み、充実の時間を過ごすことができました。安井氏はもちろんのこと、鶴川までお運びいただきましたご来場の皆さまに改めてお礼申し上げます。

講演会の後は茅葺きの可喜庵ダイニングにて懇親会です。ドリンクを片手に、簡単な自己紹介と安井氏への質問などを行い、参加者全員で和やかな時間を共有しました。

 

2019年度の可喜くらしは「~ありもの生かしの旅~」をテーマに、身近な自然や風土、色彩、普段何気なく使っている言葉や童心に戻る玩具の世界を媒体とした講演会を行います。日程は6、9、12、3月の全4回。ない物ねだりや大量生産大量消費の風潮に逆らい、住まい方や生き方を楽しむ旅へと誘います。詳細はホームページとfacebookで近日中にお知らせしますので、ぜひチェックしてみてください。  (広報/畑野)