建築家・塚田眞樹子さんの自邸兼事務所を見学する機会をいただきました。桜が満開を迎えた石神井川近くの住宅街にひっそりと建つ建物は、塚田さん曰く独立後の「デビュー作」とのこと。鈴木工務店の面々6人でお邪魔し、当時の想いや設計の試みなどざっくばらんなお話しもうかがうことができました。
敷地はコンパクトな変形の角地で、2階建ての木造に軽量鉄骨の屋根を組み合わせています。築20年以上が経過していますが、シンプルなプラン(上下階ともにワンルーム構成で、1階が事務所。2階がリビング)と軽快なデザインは色あせない魅力を放っていました。
弊社の設計スタッフは、構造や仕上げ、寸法などいろいろと質問しながらスケールまで当てて、建物をじっくりと堪能していました。
塚田さんには、昨年末の可喜くらしにご参加されたご縁で、今回の機会をつくっていただきました。4月にウルグアイの大学でレクチャーとワークショップを行うそうで、今はその準備で大忙しとのこと。貴重なお時間をたまわり本当にありがとうございました。塚田さんのウルグアイでのお話は、いつか可喜くらしでお話しいただきたいと思っています。(畑野)