来週9月8日(土)、9日(日)に開催する相原町での建物完成見学会の現場から。吹抜けに面した壁面いっぱいの本棚をご紹介。
相原町の家は、リビングから2階へ上がる階段の横に造作の本棚があります。階段に腰かけて本を読むシーンが目に浮かびます。背の高い本棚は上の本を取るのに脚立が必要ですが、階段の横にあるので高所の棚にも手が届きます。ところどころにお気に入りの雑貨や小物を置いても絵になりそうです。家族それぞれが自分のエリアをつくって、思い思いに置く物を決めるのも楽しそう。
映画に出てくるような本棚のあるインテリアは憧れのひとつですよね。床から天井までの本棚にずらりと並ぶ愛蔵書。写真集や画集は表紙を見せれば室内を彩ってくれます。アート、科学、文学、など各分野で本棚をゾーニングするのも面白いかもしれません。住まい手の中には、背表紙の色で棚を分ける人もいます。
今、本離れが言われていますが、文字情報自体は紙からSNSなどにかたちを変えて飛び交っています。文字を介した人と人とのコミュニケーションはいつの時代も大切ですよね。家庭の中に、家族で共有できる、見た目にも楽しい本棚があることの意味は大きそうです。 (畑野)