模型からイメージする住まいと暮らし・伊勢原の家

打合せ中の「伊勢原の家」の模型です。交通量のある大通りに面して塀の高さを変えながら、「開く」と「閉じる」のバランスを考慮して、暮らしの場を包む住まいを提案しています。

駐車スペースから玄関アプローチへ架かる大きな庇は、雨天の車の乗降を楽にします。外観もゆったりとした印象になり、邸宅の趣を与えてくれます。実はこの庇、図面のみでの説明では、お施主様になかなかイメージを伝えることができなかったのですが、模型で説明するとすぐにご理解いただき、その使い勝手やデザイン性にも納得をしていただけました。

窓は、周囲の建物や通りからの視線を考えて計画しています。地窓の奥では、ソファに腰かけた目線の高さから庭の緑を楽しむ空間が広がります。写真は、ちょうど晩秋の午後の陽が模型を照らしているところ。自然の光の中では、住まいのイメージがよりリアルにつかめます。