いよいよ明日から開催の建物完成見学会「集う風景」（町田市・広袴）から。家づくりを考えている方は、工務店や設計事務所などが行う建物完成見学会に一度は訪れると思います。なんとなく何軒も見ている場合と、ポイントを押さえて見ている場合とでは、後々印象に残る強さも違ってきます。

南側の庭に若い植栽が入りました

たとえば、内部空間だけに注目してしまうと、建物とまち並みとの関係性が記憶に残らなくなってしまいます。一戸建ての場合、外観が自分好みかどうかはもちろん重要ですが、周辺環境との調和も大事なポイントになります。同時に、周囲に隣家が迫っていたり商業施設などがある場合などは、プライバシーを確保しながらも閉鎖的にならない工夫の有無なども見ておきたいところです。

ソヨゴやヤマモミジ、キンモクセイなどなど

今回の見学会会場の建物は、周囲を住宅と公園、商業施設の駐車場に囲まれていて、多様な環境が混在している立地です。そのため、杉板の木塀と格子戸で周囲からの視線をコントロースしています。加えて、植栽も施していますので、樹木が成長すると目を楽しませてくれると共に、家を守る役割も果たしてくれます。

玄関脇にも緑を配しています

11月23日（金・祝）24日25日（日）開催の建物完成見学会「集う風景」お申込みはこちらから。

キチンから南面の大開口を見ます。庭には周囲の視線をコントロールする木塀を設置しました