「家・暮らし見学会」今月は二世帯住宅を訪れます

来週末3月16日(土)に開催する「家・暮らし見学会~住んでいる人に聞いてみよう」では、二世帯住宅を訪問します。竣工から3年。works掲載の「心和む」と題した住まいは、すっかり住まい手の暮らしの色に染まり、室内の木仕上げも落ち着いた色合いを見せています。

今回は、見学会に先立ち、2016年の竣工当時HPにアップされた設計レポートをご紹介します。

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この二世帯住宅は、大学で建築を学ばれた若夫婦とご両親の家です。
 
「親子3人+妻両親」2世帯で家を建てよう!という話から始まった家づくり。

まずは土地探しから。現状の親世帯の住まいは長い階段を昇らなくてはならなかったため、段差(擁壁)のないフラットな土地がマストの条件。駅近で南向きがベストなのですがなかなか気に入った土地に出会えませんでした。

その間にも鈴木工務店に出かけ、話を聞く。数ヶ月後、駅からも歩けるし擁壁は少しあるけれどフラットに入れる南東向きの土地が見つかり本格的にスタート。設計開始であります。

一番のご希望は、ご両親が先々も安全に楽しく暮らせる暖かい家

「自然素材を使った暖かく快適な家」を実現したい、ということでした。

 

2階子世帯住居

どんな家がいいか?

・アルヴァ・アールトや中村好文さんが好きなので、年月が経っても飽きずに味がでる家がいい。

・風景に溶け込む控えめで感じのいい普通の家。

・容積率に余裕がないので、なるべく正方形に近い形にして、無駄な廊下のないワンルームのような家にしたい。

・暖かい家なので家中を動き回れるオープンな空間にしたい。

・BBQができるデッキがほしい。

・薪ストーブがほしい。(予算の関係で却下・・・)

 

階段を真ん中に持ってきて、寝室以外は回れる動線のプランを元に打ち合わせを重ねました。

後半は、毎週のようにロングランでの打ち合わせをすることになりましたが、年内完成を目指して、なんとか着工することができました。
 
 

上下階をつなぐ階段ホール

建築が専門のお二人の夢が実現するようにお手伝いをさせていただきました。「暖かい家」は、断熱気密の性能を上げたready ZEHで、小屋裏に設けた一台のエアコンで、家全体を心地いい温熱環境にしています。

1階親世帯住居

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二世帯住宅のリアルな生活と住まい手の実体験に触れる見学会はなかなか少ないのではないでしょうか。とくに二世帯住宅を検討されている方は、今回の貴重な機会をぜひご自身の家づくりにお役立てください。見学会のお申込みはこちらから。