稲垣吾郎主演の映画“半世界”を観て来ました。
自分の人生設計、こんなはずではなかったのに・・・
とふっと立ち止まる中年の複雑な想いが、
うまく描かれており、
心に突き刺さっています。
そんないい映画だったからなのか、
妙に、主人公の家の様子が、
「こういう家あるよなぁ~」という感じで、
脳裏から離れません。
この台所からお風呂場に行くシーンなどは、
一度外へ出てから、反対側に向かうなど、
とても間取り的に、住みやすい家とは言い難いのですが、
なぜか、あったかいものを感じます。
それで、私達が供給する「家」って、
いったいなんだろうなぁ~と
悩んでしまいました。
どんなにスタイリッシュで、
気密断熱に優れていても、
脳裏に残らない家もあるわけでして・・・
願わくば、あったかい家として、
いつまでも脳裏に残る
“Suzukiの家” であって欲しいです。(西野博子)