たまにふっと思うのは、私は、
縁がなく弊社に勤めていなければ、
フランク・ロイド・ライトも、ル・コルビュジエも
ルイスポールセンすら、その名前を知らずに
人生終わっていったのかもしれないなぁ~と・・・
そんなレベルの西野ですが、
ーアルヴァ・アアルト もうひとつの自然ー
を観てきて、また一つ名前が増えました。
そのタイトルが示す通り、
フィンランドの大自然の中に溶け込んでいる建物は、
庭いじりが好きな私にとって、
すっ~と、共有出来る優しさ、
安心感がありました。
でもそれは、言葉通り、本当に自然に、
そこに存在するのではなく、
超プロ中のプロ、巨匠アアルトのなせる業だと
彼の言葉から、気づきました。
『建築における唯一の正しい目標は、自然に立てると言うことだ。
やり過ぎてはいけない。正当な理由がない限り何もすべきではない。余分なものはすべて時間とともに醜くなる。』
解説リストに記載してあった、
『芸術と文化には日常の暮らしに気品を与える効果があるという信念の中に着想の源を見出してきた。』
というアアルト・・・本当に素晴らしかったです。
展示を観る前に、co-worker先生達に、アアルトについて教えてもらいました。
気持ちいい(遠藤)
実際に現地に行かなければ表見できないほどの素晴らしさ(多田)
偉大なる建築家(田中)
ただ単純に気持ちいい
言葉で説明できるような家ではない(片岡)
日本人の感性に合う(畑野)
形態は機能に従う。自然 (志村)
そして社長からは、大切な本を借りました。
その本の中で、建築家坂茂は、「アアルトの設計した建築の素晴らしさは、訪れてみないとなかなか理解することができません。つまり建物の立つ周囲の環境(コンテクスト)抜きにしては語れない建築作品が多いと言うことです。」とのこと。
5年前に、ピーター・ズントーの建築を観る為に、
社員旅行でスイスに行ったように、
いつかco-worker先生達と、フィンランドを訪れ、
再度触れてみたいものです。(西野博子)