築38年のマンションとは

築38年のマンションの一室も、現在も多く流通するマンションと同じような規模・間取りです。南北に長い矩形ですので、多くの室に細かく区切ると中ほどは暗くなり、広がりも感じられません。
改修前の既存平面図

RC(鉄筋コンクリート)造のマンションは、細かく区切っている間仕切りのほとんどが非構造壁なので、すべてを取り払うと、無柱の巨大なワンルーム空間になります。南北には大きな開口がありますので、気持ちよい風が通り抜けます。上下左右斜めが他の住戸で囲まれ、それぞれが、暖められたり、冷やされたりするので、断熱的な効果も大きいのです。解体後の内部空間

素のスケルトン空間の性質を活かしながら、必要なスペースをゆるやかに区切り、つなげていきます。無垢材の間仕切りや家具が襞状に重なり、視線が通り、風が抜け、奥行を感じられるように計画しました。今週末5月25日(土)26日(日)は完成見学会です。是非、会場にてご体験ください。 (小栗)

築38年のマンションリノベーション完成見学会 @読売ランド前駅