国立西洋美術館の開館60周年を記念して開催された
『ル・コルビュジエ 絵画から建築へーピュリスムの時代』を、
最終日の昨日、やっと観にいけました。
遠い昔、社会科見学で訪れたかもしれませんが、
おそらく自分の意思で、
国立西洋美術館へ足を運んだのは、
昨日が始めてでは・・・。
えっ~うそでしょう~?と設計のものから驚かれても、
それが返って私にとっては、功を成したように思います。
というのも、コルビュジエ本人が建てた建物で、
コルビュジエ本人の絵画展があるわけですから、
その相乗効果といったら、半端なかったです。
足を踏み入れた途端、
あの天窓から、グレーの円柱を伝って私の足元まで、
スッ~と何かが降りてきたような、
わっ!という感覚がありました。
展示している絵だけでなく、
壁、天井、窓、何から何まで、
キョロキョロしっぱなし・・・
外の落ち着いたグリーンタイルも
本当に素敵でした。
最後は中庭で、
ルナファーザーの佐原さんとお茶を飲みながら、
ほぼ自分と同年齢のこの建物の空間を
楽しみました。(西野博子)