可喜くらし②「暮らしの風景 デンマークと日本」

9月14日(土)に、今期、可喜くらし第2回を開催します。
テーマは「暮らしの風景 デンマークと日本」です。

日本とデンマークで学び、ランドスケープの仕事を続ける林英理子さんを招いて、
2つの国での経験(旅)と視点で、「暮らしの風景」についてお話しいただきます。

「<風景>創りは決して大きな事ではなく、日々の暮らしの小さな行いや、小さな意識がお隣りへ、町並みへと連続していくものではないでしょうか。デンマークと日本での仕事を通して見えてくる、暮らしの風景の創り方のお話をしたいと思います」(林英理子さん)

<プロフィール>

林 英理子  (はやし えりこ) 岡山生まれ。ランドスケープアーキテクト/LYSNING主宰/武蔵野美術大学建築学科非常勤講師/児島舎(イベントスペース)主宰

1996武蔵野美術大学建築学科修士課程修了。1997-1998デンマーク王立アカデミー建築学校ランドスケープデザインコース研究生。1998-2009デンマークにてランドスケープデザイン事務所(Jeppe Aagaard Andersen Landscape Architects)、建築事務所(Vandkunsten)に勤務。2009 LYSNING LandscapeArchitectsコペンハーゲン事務所設立。2010東京事務所開設。   逗子市第一運動公園再整備計画プロポーザルコンペ最優秀賞。2014 武蔵野美術大学竹山賞受賞(クロンボー城 プロジェクトにおいて)。2019同大学長尾賞受賞(児島舎コンバージョン において)。2018熊本アートポリス高森駅グランドデザインプロポーザル最優秀賞など。

林さんは、先のスタッフblogで取り上げた「里山住宅博」の 神戸(2016年)で現場にも携わった経験があります。住宅も、外まわりは街並みとのつながりを考えるべき公共の側面をもってることを仕事をとおして痛感し、実際によりよい暮らしの風景づくりに尽力されています。

日本の住宅街でよく見る「アルミフレームのカーポート、ベランダやフェンス、コンクリートブロックとタタキ」。住宅の「結界」をつくるかのごとく外構に用いられているこれらの要素を、いかに「風景」となるものに置き換えていくか。林さんのお話しを聞いていると、植栽のほかにも置き換えのアイデアはいろいろあるのに、変わらない日本の街並みがあることに改めて気づかされます。

今回のお話しは、住む人もつくる人も、当たり前の暮らしの風景を、違った視点で見直すきっかけになるかもしれません。身近な住まいの風景、広く公共の風景、デンマークと日本と、多様な視点で風景の旅を楽しんでみませんか。

会場は、茅葺きの古民家「可喜庵」です。講演者と参加者の距離が近いことも特徴です。講演の後の懇親会など、くつろいだ雰囲気を味わってください。

■申込受付中です。詳しくは、下記URLへ
https://www.suzuki-koumuten.co.jp/event/18588/