家づくりで一番気になることはなんですか?
依頼先選び?
家族の意見がまとまらない?
こだわりをどう反映できる?
実際に住んでみてどう?
などなど・・・
ネットや雑誌に情報はたくさんあるけれど、あればあるほど悩んでしまう。そんな時は、実際に注文住宅を建てた人に聞いてみましょう。
今週末の9月28日(土)に南町田にて「家・暮らし見学会」を開催します。築8年の木造一戸建てを訪れて、お住まいの様子と暮らしを拝見。家づくりについてのご質問にも、住まい手と作り手がその場で応えます。
見学の住まいはWORKS「風景 内から外から」でご覧になれます。
下記は竣工当初の設計レポート抜粋です。
「風景をつくる」
古くからある町並みに新築する時、
その町並み風景になじむことが大事ですが、
れだけでは魅力に欠けます。
町並みへのインパクトも必要と考えます。
その風景を新鮮にする力が、新しい家に求められると思います。
そして外に貢献する風景のほかに、
やはり室内から楽しむ風景もあります。
この場と家に意外感と面白さを求めてみました。
【外からの風景】
住宅を解体して新築しました。敷地は道路より約一メートル高く、東西に湾曲した北側の道路に沿ったすこし変形の土地です。
道路面と同じ既設の車庫スペースはそのまま活かすことにしました。この車庫スペースの一部を駐輪場を兼ねて拡張し門扉を設けました。
門扉からは下屋庇が掛かったアプローチを、建物との間の植栽に沿って路地を楽しみながら玄関へ導かれる風景を作りました。敷地の形状と長さを活かしています。
また、道路に沿った木塀、外壁板張りと緑の植栽が奥行き感を作っています。
東側からそぞむ屋根は平面に倣って雁行しており、変化が出ています。
【室内からの風景】
玄関ホールの引き戸を開けると丸太の大黒が建つ広い一室のLDKに入ります。そして、キッチンに繋がって浴室・洗面所を配置。それぞれに専用デッキを設けました。後者のデッキは庭仕事の準備や物干し場そして勝手口として使います。家庭菜園も出来ます。LDKからは目に入りにくくなっています。
LDと一体のデッキはすでにある植栽で部屋内からは囲われた雰囲気を出して、落ち着く場所にと考えました。
一方、二階は視界が開けています。バルコニーからは隣家の屋根越しに中央林間の高層ビルと大山、富士山が一望できます。朝日に映える山々、夕刻の山並みシルエットが楽しめるはずです。このバルコニーは屋根庇に覆われており視線が東西方向に広がります。ひょっとしたら一人、思いにふける場になるかもしれません。
これ以外にも、この家にある風景のいろいろを外や内で感じていただけるはずです。
#OB住宅見学会