家のトイレを使わない日ってないですよね(外泊していれば別ですが)。毎日使う場所ですから好きな空間にしたいもの。でも、気づくと掃除用具やストックのペーパーが積み上がり乱雑な印象に、、、なんてことも少なくないようです。
機能優先の小空間だからこそ、使うものはすぐ取り出しやすく指定席をつくってあげることが大切です。空間が整ったうえで好きな小物やグラフィックを飾りましょう。
言われなくとも、、、なことなのですが、これがなかなか続かない。ちょっと片付けてもまた元どおりに。
そこで、暮らし巧者の多い鈴木工務店のお施主様の住まいを拝見。アフターメンテナンスのほか、町田市の地域情報誌『まちびと』や弊社制作の小冊子『かきのたね』などでも取材させていただく機会があり、その暮らしぶりにいつもたくさんのヒントをいただいています。
今回は、奥様がインテリアデザインのお仕事をされていて、ご主人はドッグスクールを主宰されているN様の住まいから。以前、『まちびと』にもご登場いただきました。
ぱっと見て片付いた印象なのはもちろんのこと、インテリアに彩りとあたたかみがあり居心地のよさが伝わってきます。ポイントは5つ
・ストックのペーパーの露出は1つまで
・ストック、ごみ箱、掃除道具の置き場所を決める(シンプルな造作収納を計画する)
・道具類はシンプルかつ最小限に
・飾るものは家族みなが気に入っているもの
・飾る場所を増やしすぎず、抑えめに
N様の場合、お子さんが小さいときに読み聞かせしていたお気に入りの絵本を額に入れて飾っています。やわらかいタッチの絵が、物語と当時の記憶を呼び戻してくれて、トイレの壁を見るたびにやさしい気持ちになれますよね。インテリアとしても白い空間の差し色になりとても効果的です。わざわざ飾るものを買い足さなくても、思い出の品のリメイクで素敵な演出ができることを教えていただきました。(くまさんシリーズの英国絵本)
ちなみに、N様家は男子の人数のほうが多いこともあり、別途小便器を設置しています。結果、トイレ空間の掃除は楽とのこと。
たかがトイレ、されどトイレ。ぜひ、お気に入りの空間に仕立ててみては。(畑野)