2018年に竣工した住まいの定期点検です。わんぱく盛りの兄弟が暮らすKさんの家には、美術関係のお仕事をされているご夫婦のセンスや、子供たちの工作の彩りにあふれた、賑やかな暮らしが広がっていました。
大きな吹抜けのあるリビングは、現しの梁から吊り輪やターザンロープが下がり、家にいながらにしてアクロバティックに遊べる空間に。学校一斉休校の今、子どもたちは自宅で過ごす時間が長い分、ストレスを少なく過ごせる空間があるというのはいいですね!
また、吹抜けに面した大開口からは、眼下に街並みを、晴れていれば遠くに丹沢山系と富士山を眺めることができます。窓から見える景色も、家で心地よく過ごすためにはとても重要。Kさんの家ほどの眺めはなくとも、どのように景色を切り取るかは、プランニングの肝になります。
この吹抜けに面した壁面いっぱいの本棚はご夫婦たっての希望でした。実際に本が入ると、階段を上り下りしながら本を手にしたり、途中腰かけてページをめくったりする姿が目に浮かびます。
2階のフリースペースも吹抜けに面しています。大人がリビングでくつろいでいるときに子供たちがここで思う存分遊んだり、逆に大人が集中したいときに使ったり、自由に過ごせる場所になっています。
鈴木工務店では、竣工後の定期点検を行っています。建物のチェックだけではなく、OMソーラーやエアコンなど、家族ごとに少しずつ異なる生活リズムに合わせた設備の使い方などもアドバイス。断熱気密性能の高い空間では、ご家族に「ちょうどよい」使い方で温熱環境も光熱費も最適化できます。(片岡)