鈴木工務店では、「リフォーム」と「リノベーション」に違う意味をもたせています。
●リフォームは、外壁や屋根、設備の更新など、経年変化による必要な「修繕」です。
●一方のリノベーションは、暮らしと住宅性能を向上させる「改修」です。ときには建物の用途変更も含みます。
住宅性能には、耐震性能、断熱性能、気密性能、そして換気性能が含まれます。また、動線や収納計画、間取りの可変性など、将来に渡り長く住み続けられる工夫と、先々の修繕計画も求められます。
ここでは、鈴木工務店のリノベーションの流れと特徴をお伝えします。
1--まず建物の状態を知ろう
建替えかリノベーションかを悩んでいる人も、新たに中古住宅を購入してリノベーションを検討している人も、まずは既存建物の状態がわからないと何ができるのか判断できません。鈴木工務店では、大規模な改修となるリノベーションの場合には、建築士が建物状況調査(インスペクション)を実施しています。
★鈴木工務店で行うインスペクションは、あくまでもリノベーションの設計・施工を前提としたものです。多岐にわたるチェック項目は、調査書として提出します。
・床下
・小屋裏
・外壁
・屋根
・基礎
・構造(一部)
・断熱(一部)
・耐震性能、劣化対策、温熱・省エネ性能、バリアフリー、火災時の安全性など
改修計画や要望によっては、別途、詳細の耐震診断や地盤調査も行います。
調査のみを目的に、項目メニューによる定額制を提供するインスペクション事業者もいます。しかし、鈴木工務店の場合は、あとに続く設計・施工を念頭に必要な項目を網羅し、同時に、既存で残すべきところはどこか、どういった補強が必要になるか、なども探っていきます。そのため、調査結果とプラン提案の齟齬がなく、計画がダイレクトにつながるところが大きな特徴です。