お客様からよく質問をうける項目をピックアップしてお伝えします。
注文住宅はじっくり型です
土地探し、更地からはじめる家づくりは“じっくり取り組みたい”人向け。画像は「のびのびと」の現場から
まず、注文住宅はある程度時間がかかるというのが大前提です。自分に合った家を求めるのですから、家族間、つくり手、周辺環境などと向き合いながら、理想の住まいをかたちにしていく作業が不可欠です。ミニマムでも設計打ち合わせ開始から1年はかかると思って計画を立てるとよいでしょう。
打ち合わせの前から、家づくりは始まっています
「設計カード」の記入は家族にとって記念すべき共同作業！
鈴木工務店では、設計打ち合わせの前段に「設計カード」のご記入と「インタビュー」を行っています。ご要望を綴った設計カードを設計者が受け取った後、現在のお住まいへ伺うのがインタビューです。ここでは、暮らしの様子を拝見するほか、物の量、持ち込む家具・家電等の撮影、採寸も行います。そうした情報と、住まい手への聞き取りをもとに、ファーストプレゼンテーションを行います。
設計カードの記入期間は特に設けていません。1週間程度で完成させてお戻しになる方もいれば、1カ月近くかける方もいらっしゃいます。平均すると皆さんだいたい2週間くらいが多いでしょうか。早い遅いは問題ではなく、じっくり集中して家づくりに向き合う時間をつくれるか、家族でじっくり話し合えるかが重要です。
ファーストプレゼンテーションはお見合いの場？
「のびのびと」より。図面のほか3Dパースや場合によっては模型などでもイメージを伝えていきます。
インタビューを終えるとファーストプレゼンテーションです。ここで初めてプランと概算をご提示します。要望が反映されているか、予算に合っているかなど、家づくりの方向性を確認してもらうのですが、やはり、一番は「わくわくする」か否かです。お見合い相手（最近は婚活での初デート？）に初めて会うときに、「あ、いいかも」と思えれば、その後お付き合いが始まりますよね。プレゼンテーションも似たような？感じかもしれません。お互いに条件を提示し合ったうえでお見合いしているので、「あ、素敵」とおもえればGoです。家づくりで言えば、その後に詳細設計がはじまり詳細見積りへと進みます。
プレゼンテーション後の打合せからが、設計の本番です。ペースとしては2週間強に1回程度の頻度なのですが、考えることや決めることは多いです。もちろん、ご要望のすべてを設計に盛り込んでいてはコストが膨れ上がりますし、プランもまとまりません。そこは設計の腕の見せどころで、プラン提案を道標に前進していきます。
そうして、詳細設計、詳細見積りが決定したら、晴れて工事請負契約となります。さて、ファーストプレゼンから最終プラン・見積り決定までどのくらいかかるかというと－－平均的な進捗で３～4カ月です。工事請負契約を経て各種発注の後、着工となります。
Ａ）設計カード・インタビュー
↓・・・（１～2カ月）
Ｂ）ファーストプレゼンテーション
Ｃ）詳細設計打ち合わせ
↓・・・（３～4カ月）
Ｄ）詳細設計・見積決定
Ｅ）工事請負契約
↓・・・（1カ月・発注ほか着工準備）
Ｆ）着工
上記の流れを見ると、Ａ）～Ｆ）までの設計の工程で６～７カ月かかることが分かります。（設計カードの記入にどれくらい時間をかけるかは個人差があるので上記には含めていません）
ここでもうひとつ。家づくりのご相談後、いきなり「設計カード」を記入してもらうことはありません。Ａ）の前に、モデルハウスや完成見学会、建築中現場見学会、家づくりセミナー（オンライン）にご参加いただき、SUZUKIの家づくりにご納得いただいた方に、設計カードをお渡ししています。土地探しからの方は、並行して各種家づくりイベントにご参加いただいています。
工期にはゆとりを
可喜庵にて開催された「施主囲みの会」より
晴れて着工となりましたら、キックオフイベントに当たる「施主囲みの会」を開催します。住まい手と棟梁はじめ設計者、現場監督、連業者が、家づくりの安心安全および「顔の見える家づくり」を誓い、共に食事をたのしみます。大工や連業者（とくに水道や電気、塗装業者など）は、お引渡し後のアフターメンテナンスでも長いお付き合いになります。
「のびのびと」完成後1年半後の姿。
さて、全体の工期にはおよそ半年かかります。設計の工程を合わせると、最短で12カ月かかる計算です。コロナ禍以降、物流の混乱や資材価格の高騰などで、建築費もさることながら、納期・工期も本当に読みづらくなっています。ご入居の希望時期が決まっている場合には、そこから逆算して、余裕があるくらいの段階から家づくりを開始することをおすすめします。
鈴木工務店の家づくりの流れは、HPのAboutページ、Processでご覧になれます。また、オンラインセミナー「SUZUKIの家づくり」でも詳しくお話ししています。10月のセミナー案内はこちらのイベントサイトからどうぞ。
