年末に発刊した『かきのたねvol.41』掲載の「お手入れら・ら・ら」から。居室以外の窓や年中働いている換気扇などのお掃除のポイントを紹介します。春めいてきた今日この頃、家のお手入れもしやすくなってきましたね。花粉が収まったら、年末に掃除しそびれた箇所に着手するのもいいかもしれません。
そういえば、あまり開閉していない窓…ありませんか
気密断熱の良い建物では、計画換気やOMソーラーシステムによる空気の入れ替えで快適に過ごせます。居間など、風通しで涼をとったり換気のために窓を開けたりする部屋では日頃から窓に目がいきますが、納戸やクローゼットなどに長く閉め切ったままの窓はありませんか?木製の窓には特に気を配りましょう。
「動く」ものは動かそう
可動部を長く動かさないでいると、不具合につながることがあります。大掃除の時にひと手間加えて各部分の動きも確認するのが良いと思います。
埃が水気を停滞させる
木製サッシはもちろんのこと、それに付属する金属製部品や、アルミサッシなどでも、常時の湿気を嫌います。建物の開口部を守るサッシを長く大事に使うために、埃を溜めないことが有効です。
樹脂窓
最近のサッシは、降雨時にはレールに水が溜まることで水密性能を保持する製品が多くあります。雨が止んだら自然に排水されることが大切です。お掃除しにくいところに埃が詰まらないように掃除機で吸い取ってください。
また、金属製や固いブラシ、薬品等で傷めてしまうおそれのある樹脂窓は、汚れを溜めないように日常的に柔らかいブラシなどでお手入れしましょう。
排水経路を確認しよう
引き違い窓の排水穴は枯葉などが溜まることもあるので、レールの排水経路がふさがっていないか点検してみてください。
いつも働いている換気扇
換気扇のお手入れ推奨回数は年に3~4回です。取扱説明書を読み、電源を必ず切ってからお掃除してください。※羽を取り外せない製品は掃除機と布等でお手入れします。
羽を取り外せる製品でも軸の金属部を拭いてしまうと錆びの原因になるので注意。取り外した羽とグリルは40℃以下のぬるま湯に中性洗剤を溶かして洗った後、よく乾かします。(飯田)