玉川学園の住人に親しまれてきた庭の風景を引き継ぐ
玉川学園で現在進行中の現場から。広い庭の一画を宅地にした敷地です。緑の多い玉川学園の住宅地で長年近所の方々に親しまれてきた庭木や石積みの土留めの風景を残す外構計画です。写真の柚子は毎冬豊作のようで、近所の方々も成りを楽しみにするほど。新しい家族の新しい住まいと庭に代わっても、なじみの風景の一部が引き継がれることで、住む人も近所の人もまち並みも拠りどころを得られるような、そんな姿をイメージしています。ちなみに、樹齢を重ねた庭木を移植して残すのはなかなか難しいそうで、大概元気がなくなってしまうそう。今回の敷地では信頼できる庭師に、移植せずに残せる樹木をしっかり見てもらいました。(庭師の紹介はこちらの家づくりblogでご覧になれます)
3軒つながりでまち並みを守り、つなげる
ちなみに、敷地の隣には6年前に鈴木工務店で設計施工した住宅が建っています。こちらも、既存の梅木をシンボルツリーに残し既存石もそのまま利用した外構です。月日が経ち、当時新規に植えた植栽もなじみ豊かな緑の風景をまちに提供してくれています。竣工当時の画像はこちらのWorksでご覧になれます。
玉川学園は、人も家もまちや地域に貢献したいという意識が強いように感じます。実際に、住人によるまちづくりの会の活動は昔から活発です。10月に可喜庵で行われた玉川学園地区まちづくりの会の活動報告でも強く感じました。詳細はこちらの可喜庵blogでご覧になれます。