町田市能ヶ谷の現場から 工務店がつくる平屋・建築中現場見学会の役割とは

現場進行中の町田市に建つ「自由な暮らし」@能ヶ谷のリポートです。

建築中現場見学会の役割とは

先月末、建築中現場見学会を開催しました。ご協力いただきましたお施主様、また、猛暑日の中ご来場のお客様には誠に感謝申し上げます!日差しが痛いほど強烈でした。。。

さて、blogでも度々触れていますが、建築中現場見学会は、仕上げ前の建物の仕組みを見ていただける貴重な機会なのです。柱と梁の緊結、ボードを貼る前の断熱材、すき間をどう防いでいるのか気密への配慮などなど。完成後は隠れてしまう施工の様子を確認することができます。

家づくりは各所の納まりが相互に関係しながら成り立っています。いくら高性能の断熱材やサッシを採用しても、施工に抜けがあればその性能は充分に発揮されません。見学会では、基礎から順を追ってスライドも交えて家づくりを解説していきます。

建築中から感じられる住宅性能

サッシもドアも開放して作業を進める現場ですが、すでに住宅性能を感じることができます。夏の炎天下でも、断熱材が入るととたんに木陰の涼やかさを感じられるのです。鈴木工務店では屋根の断熱は壁の約2倍(同材の場合の厚さ)施しています。住宅ができてからも、屋根裏が熱くなり過ぎないのは、屋根面で断熱施工しているから。ロフトの有効利用を可能にします。

逆に冬は、断熱材の毛布にくるまれたような空間は、暖房機がなくとも日射取得によりほんのり暖かくなるのです。(HEAT20G2以上を標準的に達成)

大工や現場監督との交流も現場見学会の醍醐味です

画像は床張りの様子。今回は唐木の銘木のひとつといわれる鉄刀木(タガヤサン)。施工当初は色の差異が目立ちますが、経年で一様に灼け、チークのような表情に落ち着きます。木を知る棟梁や現場監督に、その場で質問できたり交流できるのも現場見学会ならではです。

見学会の開催情報は随時HPにて更新中。今月は8月下旬に開催予定@東小金井です。