12/17(土)建物完成見学会で体験できます
12/17(土)に開催の建物完成見学会の現場から。『薬師台メディカルTERRACE ANNEX』は、木造2階建ての住宅仕様です。キッチンや水まわりを備えた住まいのような建物は、付加断熱でより断熱気密性能を高めた暖かい空間です。おかげで、ひとつながりの1階ワークスぺースもぬくぬく。床下エアコン1台で下から上へ、建物全体をあたためます。(見学会情報はこちらのイベントページまで)
付加断熱とは
鈴木工務店では、一般的な住宅の場合、充填断熱を基本仕様としています。東京都町田市を中心とする施工エリアは、省エネ基準の地域区分で6地域に該当します(北海道の道東、道北エリアが1地域)。付加断熱を施さなくても、きちんと施工すればHEAT20G2相当の断熱性能を得られます。
一方で、今回の建物では付加断熱を採用しています。柱間の充填断熱(グラスウール)に外断熱(ネオマフォーム)を加えて、より断熱性能を高めるもの。また、外張り断熱とボードで従来の充填断熱を押さえるため、建物の気密性もアップします。断熱性能はUa値0.33。HEAT20のG2.5レベル相当(2と3の間)です。
木造2階建ての住宅仕様ですが、事務所使用もできるオープンな間取りであることと、地域に健康を届ける医療モールに付随する建物であるため、健康に寄与し、実感できる心地よさを重視しました。もちろん、光熱費等のランニングコスト軽減も大きな要素です。実際、太陽光発電による創エネがなくとも東京ゼロエミの等級3(断熱性能と省エネ率の最上級)を実現できる省エネ性能を建物自体で備えています。
床下暖房で足元ぽかぽか
1階はひとつながりの空間になっています。冬は床下エアコン1台で建物全体を床下から暖めます。夏は2階に設置したエアコンからの冷気が吹抜けを介して階下へ降りてくる計画です。
鈴木工務店では、今回のように床下エアコンと上階のエアコンの2台遣いで家全体を冷暖房する場合と、小屋裏のエアコン1台から各所にダクトで冷気・暖気を送るダクト式を用いる場合があります。どちらを採用するかは、家の使い方や間取り(空間の区切り方)を考慮して、より適した方法を選びます。
何を熱源としてどのように計画するかに関わらず、冬暖かく夏涼しい家は、気密・断熱が高いことが大前提です。
もう一つの見どころ、内装の壁面カラー
一般的な住宅使用ではなかなか選ばないようなカラーリングにも注目です。ANNEXを使うスタッフさんたち自ら選んだ壁の色は、元気がでるような鮮やかさもあれば、アジトのような黒い部屋や、モーブカラーの部屋もあるなど、バラエティに富んでいます。白壁が多い現代の家づくりにおいて、色見本ではない、実際の壁面で着彩の様子を見ることができる貴重な機会かもしれません。ちなみに、色の面積が小さいと濃く見え、大きいと薄く見えるように人の眼は認識しますので、ご自身の家づくりの参考にしてみてください。
見学会は予約制です。ご希望の方はこちらのイベントページからお申込みください。