自然豊かな景色を取込む家族の住まい
昨年末に建方を行った八王子市高尾町の現場です。道路と敷地の高低差を生かし、インナーガレージのうえに中2階のフロアを設けたスキップフロアの家です。約68坪の敷地に延床面積約45坪(インナーガレージ含)の住まいの計画です。周辺には川や山の緑があり日常生活で自然豊かな景色を楽しめるロケーションです。アウトドア派のご夫婦による理想の子育て環境が整います。
基礎から建方まで。素の状態における機能美、構造美を見る
擁壁を兼ねた基礎の脱枠後はいつもながら美しく、機能美を感じさせます(自画自賛で恐縮です!)。基礎の底板と立上りを一体打ちしているためコンクリートの継ぎ目がなく、シロアリ対策としても、床下暖房の蓄熱体としても効果的なのです。
今回は、玄関アプローチへの階段をなだらかにして施主様のバイクも上がれるように計画しています。(鈴木工務店での)通称「マハラジャ階段」です。こちらについては、また別途blogにまとめて詳しくご紹介しますね。
建方は屋根まで一気に進めます。主要構造材は国産の杉材を使用。切妻の大きな屋根が特徴で、登梁を現しにした天井が空間にリズムを与えます。有機的な自然環境に、完結なフォルムの切妻屋根の家が建ち現れる様が今から楽しみです。
建築中現場見学会で施工のリアルを確認
高尾町の現場見学会を2/11(月・祝)に開催します。仕上げの後は見えなくなる構造や断熱施工を確認できます。現場監督が説明しますので、その場でご質問もどうぞ。つくり手を選ぶ際には、完成見学会だけではなく、ぜひ建築途中も確認して決められるとよいと思います。「高気密、高断熱を謳っているけれど実際はどのようにつくっているの?」などの疑問が解消されるはずです。
余談ですが、職業柄建売住宅の現場があると注視してしまいます。やはり基礎が違います。足場が建ってネットが張られるため、建方以降はよく見えなくなりますが、積んである建材などを見ると真面目な工務店と同じメーカーのもの(種類はいろいろですが)を使用していることがわかります。要は基礎の仕上がり同様、住宅性能を左右するのは、いかに細部まで気を使い丁寧に仕上げるか、その積み重ねなのだと改めて感じます。
専属大工、連業者、現場監督の連携で品質を確保する設計施工の家づくり
現場には工程に沿ってさまざまな業種の職人が入ります。その全員の気配りと丁寧さの積み重ねなわけです。その「さまざま」をコントロールして品質を保つのが現場監督なのです。鈴木工務店は大工は専属、基礎や電気、水道等は長年のパートナーである連業者が担います。毎回、敷地条件も設計要件も異なる注文住宅ですから、一棟ごとにノウハウを蓄積しながら皆で共有し家づくりに生かしていきます。建築中現場見学会は、その現場監督や大工に会える機会でもあります。
建築中現場見学会「つくっている人に聞いてみよう」@八王子市高尾町の詳細はこちらからどうぞ。