職人さんの汗と夢 絵本「えことば」のご紹介です。

「職人さんの汗と夢」は、その名をテーマに絵本「絵ことば」の制作と販売、職人さんご家族への寄贈を行っている団体です。家業として代々受け継がれてきた経営と職人の技術が、今、後継者不足や家づくりの変化によって失われつつあります。その実情の把握や共有、「家づくりものづくりの技術や思いが気持ちよく人から人へと伝わっていく」きっかけやメディアとしての役割を担っています。

英語版も発刊。来日外国人や日本に不動産を得る外国人も増えてきているなか、今後は日本の家づくりや職人技に対する外からの評価も高まっていきそうです。すでに職人さんの技術は評価されていますが、それにともなって労働対価への評価も見直されていかないと、ものづくりの持続可能性は絶たれてしまいます。だから、絵本のテーマにあるように「夢」が描ける環境を育んでいくことがとりわけ大事なんですね。

それにしても、工務店でも日々、職人さんたちの高齢化や継承の難しさを感じています。鈴木工務店の連業者さんたちは、比較的子世代への継承がなされているところが多いですが、日本全体で見るとレッドリストものです。家をつくる人、建てる人、社会も皆で、ものづくりの基盤となる人と技術、敬意を共有していきたいですね。

購入することでこの活動を応援することができます。詳しい情報や本の購入は「職人さんの汗と夢」のサイトからどうぞ。→職人さんの汗と夢 (shokuninsan.jp)