家づくり 音の問題・・・設計施工の工夫で軽減 @ 町田市の注文住宅現場から

生活音、気になる?気にならない?

普段の暮らしの中で生じる様々な生活音。足音やTVの音、トイレの排水音や扉の開け閉め、台所の音、などなど。気になりだしたらそれこそキリがありませんね。

ただ、どのタイミングで気になるのか、というのにはある程度の予測が立ちそうです。

お客様とお話をしていると、単世帯で子育て真っただ中の家族は、音を気にしていられない現状がありそうです。なにしろ毎日がライブ会場?のような暮らしの場合もありますから。音は出るもの、音が出ても気にせず暮らせる家でありたい、と考えていらっしゃいます。

一方で、お子さんが大きくなってきたタイミングになると、今度は家族で集ってわいわいがやがやが減ってきて、家の中は静かな状態が通常になってきます。そうすると、とたんに扉の開け閉めやTVの音が気になりだすようです。

吹抜けのメリットと音に関するデメリット

音の問題に関しては、吹抜けは不利に働きます。言わずもがな、上下階で音が筒抜けになるからです。特に階下の音は上に響きます。1階でつけているテレビの音や、吹抜けの下のLDKでの生活音がストレスに感じる人もいるかもしれません。

一方で、吹抜けは上下階で家族の気配を感じられたり、空間に解放感を与えてくれたりします。また、上下階をつなぐ空気の通り道にもなり、家全体の温熱環境を均質に整える役割も担います。

こうしたメリットとデメリットを理解して、家族構成とライフステージや暮らし方、必要な床面積を考慮しながら全体のプランを練っていくことが重要です。とくに、音や空気、温熱環境は図面では描き表せません。完成した建物の見学会をとおして体感してください。

音の問題を軽減する設計施工の工夫

9/21(土)22(日)は町田市能ヶ谷で建物完成見学会を開催します。グランドピアノを置く計画のリビングは、壁面を縦格子状に仕上げて音の反響を軽減させる工夫を施しています。

建物完成見学会詳細はこちら→建物完成見学会・風景を取りこむL字平面の家「一弦風月」@町田市能ヶ谷 | 株式会社 鈴木工務店 (suzuki-koumuten.co.jp)

また、現在施工中の神奈川県県央の二世帯住宅では、1階と2階の階間(2階床下)に防音効果のあるセルロースファイバーを敷設します。

どちらの住宅でも、2階の床には遮音シートを敷設のうえ無垢板のフローリングを施工するなど、防音、遮音については日頃から工夫を重ねています。そうした施工、現場の様子については、小冊子『かきのたね』でも順次レポートしていきますので、バックナンバーも含めてぜひチェックしてみてください。(小冊子全体をご覧になりたい場合は資料請求からお問い合わせください)

また、施工現場の様子をまとめたスライドは、先の見学会会場でもご覧いただけます。

かきのたねバックナンバー(暮らしのスタイル・施主住宅レポート)はこちら→KAKI no TANE | 株式会社 鈴木工務店 (suzuki-koumuten.co.jp)