1/18(土)に第2期工事完成の見学会を開催する「大人世代のマンションリノベ」の見どころを紹介
ライフステージとマンション大規模修繕に合わせてリノベーション第1期、第2期工事を計画
2021年にリノベーション第1期工事を行った住まいです。お子様方の独立を機に、小割だった間取りをワンルームのLDKに変更し、襖の開閉でつながる和室とあわせて開放的な空間をつくりました。
2024年の第2期工事は、残りの玄関から廊下、水まわり(浴室除く)、書斎をリニューアル。マンション全体の大規模修繕の後に続けて工事を行いました。
リノベーションはライフステージに合わせて一気に計画を進めるケースもあれば、今回のように家族構成の変化にともなう暮らしや物の量が落ち着いてか計画的に第2期を進める方法もあります。
また、第1期のLDKと寝室は今回工事範囲外でトイレも使用できる状態でしたので、第2期は住みながらの施工が可能でした。
大人世代の暮らし替えにともなうリノベーションであっても、子育て世代のように暮らしの変化が大きい家族のリノベーションであっても、計画の進め方は資金計画や先々のライフプランによってさまざまです。今回の事例も参考になるのではないでしょうか。
鉄筋コンクリート造のマンションでありながら「木の平屋」のような空間を楽しめる
RC造(鉄筋コンクリート造)マンションの4階にありながら、無垢材で仕上げた住戸内は木の平屋のような雰囲気です。断熱性能を高めるために新設した木製の内窓も、あたたかみのある空間づくりに一役かっています。
第1期と同様に第2期でもモミの無垢材を床板に使用。壁紙はルナファーザー(ドイツ製・再生紙にウッドチップを透き込んだ紙クロスで静電気が起きにくい)で、基本的な仕上げは両期で統一しています。
住まい手の趣向を映す自然素材の仕上げ
第1期同様、今回も施主の遊び心を反映した仕上げを見ることができます。
廊下はセンターに色を違えた杉材をライン状に貼り分けました。また、廊下の壁は「淡路土」の土壁です。古くから瓦や陶芸、土壁に使われてきた淡路土の左官壁を、間接照明が表情豊かに照らし出します。
既存の下駄箱やニッチに設けられたカウンター収納の天板には、施主が見繕ってきた耳付(樹皮付き)の1枚板を使用。鈴木工務店の加工場で天板に加工して現場に収めています。
リノベーションで暮らし替えを楽しもう!
シニア世代の暮らし替えも、子育て世代の住まいも、ライフスタイルに合った空間はリノベーションで叶えられます。工事自体は全体を一度に行うことがコストも工期も合理的ではありますが、先々の生活の変化、マンションの場合は全体の大規模修繕との兼ね合いなど複合的な要素も含めて判断きると、自分たち家族に合ったベストなリノベーションが計画できます。
また、「リノベーションでどこまで変わるのかな」と今一つイメージが湧かずに不安に思う方もいらっしゃいます。そうした方には、目に見える部分で分かりやすい例を挙げて、「照明計画だけでもがらりと雰囲気が変わりますよ」とお話ししています。実際、照明計画以外でも無垢の木や左官で仕上げた空間は、雰囲気はもちろん空気感までがらりと変わります(玄関を入ると木やイ草の香りがすることも)。
鈴木工務店のリノベーションは、温熱環境の改善がベースとなるため、断熱や風通しを確保する設計施工、要望や提案によっては間取りを変更することでで結露が防げたり、冷暖房費が抑えられたりと、目に見えにくいけれど毎日の暮らしと健康に寄与する変化を感じることができます。
自宅を改修したい方、中古物件を購入してリノベーションを検討している方、鈴木工務店の設計施工に興味のある方はぜひ実際の施工事例を体感してみてください。1/18(土)「大人世代のマンションリノベ」見学会を開催します。ご予約はこちらのイベント詳細からどうぞ。