麻生区の現場が進んでいます。建築中現場見学会でわかることとは?ポイントでお伝えします

過去の見学会の様子

建築中の現場では何が分かるの?

住まいの見学会といえば、完成や施主住宅訪問などが思い浮かびますよね。でも、私たちのように建築中の現場を公開しているつくり手もいます。完成後や入居後の住まいでは、空間や暮らしの雰囲気を感じることができますが、建築中の現場では何が分かるのか、イメージが湧きにくくて敬遠する方もいるかもしれません。そこで今回は、建築中現場見学会の見どころをお知らせします。

麻生区の現場から。屋根断熱施工の様子

構造や断熱の様子を現場監督が解説

仕上げ前の建物の状況を見ることができます。断熱材を確認したり、壁体内の透湿防水シートなどあまり見ることのない建材もその役割とともにチェックできます。また、基礎などのすでに見えなくなっている部分については、工事過程をスライドにまとめた現場画像で解説します。

柿生の現場から。基礎コンクリートの脱枠後。継目のないつるっとした側面が特徴です

床下暖房をより効果的に行う基礎の特徴

スライド画像で解説する箇所の一例に基礎があります。鈴木工務店の基礎は底板と立上りのコンクリート一体打ちが特徴です。水平面と垂直面にコンクリートの隙間が生じないため、気密性が高く床下暖房に効果的です。隙間がないのでシロアリの侵入経路も無くせるわけです。もちろん、断熱も敷いています。床下も小屋裏も居室と同じような温熱環境が保たれるので、床下が湿気たり、小屋裏が熱くなったりせず、住空間の一部として活用もできます。

注文住宅にもおすすめの建材や仕様があります

注文住宅は仕様がなくてなんでもあり、と思っている方ももしかしたらいるかもしれません。注文住宅にもおすすめの仕様や建材はもちろんあって、現場でそれを確認することもできます。もちろん、おすすめする理由もお話しします。

無垢の木材は当然のこと、紙クロスや屋根材、サッシにもおすすめがあります。

先月竣工した二世帯住宅事例。壁は再生紙にウッドチップを透き込んだルナファーザー。床は無垢のチーク。梁は国産の杉材です

「これは使いません」というものもあります

例えば、ビニールクロス。分かりやすく劣化すること、調湿作用がないことなどが主な理由です。できるだけ自然由来の素材を使うようにしています。鈴木工務店では、例えば壁紙ならルナファーザー(再生紙にウッドチップを透き込んだクロス)をよく使います。別の仕上げなら漆喰や板張り、珪藻土など。

また、断熱性能が期待できないアルミサッシやシングルガラスの窓は使いません。

プリント合板や何々調を模ったサイディングなども鈴木の家づくりではNGです。こちらも、ビニールクロスを使わないことと同じような理由です。

過去の現場見学会の様子から

家づくりの現場を知る

清掃や物の管理がしっかりできていないと現場の見学会は開けません。工事中も見学会当日も安全第一です。また、片付いていないと、いちいち物を探す手間が生じたり作業効率が悪くなったりして現場の進捗に関わります。依頼先に迷ったら、建築中現場の見学会を行っている工務店を検討してみてください。

大工がいる日なら、つくり手とコミュニケーションをとる機会にもなります。現場と人を知ることは、実際にご自身が家づくりを行う際の心づもりや参考になるはずです。

◎4/12(土)建築中現場見学会「つくっている人に聞いてみよう」@麻生区片平

ただいま現場進行中の麻生区の現場にて。お申込み・詳細は見学会イベントページまで。
https://www.suzuki-koumuten.co.jp/event/23576/