人混みを避けて連休明けに根津美術館で開催中の「尾形光琳300年忌記念特別展 燕子花と紅白梅・光琳デザインの秘密」を見学に出かけました。
表参道で千代田線を下車し立ち並ぶブランドショップを横目にウィンドーショッピングは楽しみながら向かいました。道中、最近オープンしたイタリアのブランドショップmiu miuには建物見物が目的で中へ。この店は、ビル街にあって二階建てのプロポーションと屋根を思わせる外壁は逆にその存在感が出ていました。店内は、カラフルな商品が壁面やテーブルの上ににゆったりと展示されて、ブランド力を感じました。また、ガラス開口から昭和60年代二階建てモルタル塗の住宅が見えましたが、miu miuとのギャップが新鮮に感じました。
そして、道路を挟んだ向かいには、PRADAとCartierの店が並んでいます。
光琳展は長蛇の列。
二点の国宝「燕子花図屏風」と「紅白梅図屏風」はいつ見ても感動しますが、「夏草図屏風」の右上から左下へかけて流れる光琳特有の構図と花々に見入ってしまいました。シンプルさと強さを感じました。
庭園に出ると、燕子花が満開に咲く池で花を愛でました。平面的な花をあのような構図にした光琳の発想力に感動を覚えました。
乃木坂に移って、ギャラリー間で藤本壮介展・未来の未来 「建築をつくるということは、「未来に種」をまくことではないでしょうか。」がパンフレットの書き出しの展覧会に足を延ばしてきました。建築を創ることが楽しくなる作品やアイディアに久しぶりに愉しくなりました。
見学する人々の多彩なことに驚きました。学生から老成した建築家、男性・女性、そして外国人と会場は展示作品と同じに込み合っていました。