第三回可喜サロン「旅とデザイン」は建築家西方里見氏の「パッシブデザインの今昔の知恵を求める旅」で、デザインの原風景のお話をしていただきました。地面を掘りこんで冬の寒さに耐えた岩手県の縄文時代の芝棟の御所野遺跡からはじまり、ドイツ、オーストリア、北欧の話へと氏のパッシブデザインの旅の広さに驚きました。
氏の事務所には何度か伺っていましたが、庭や事務所の芝屋根でできた野菜や果物を採って、料理して友人を囲んで楽しむ豊かさを羨ましく思った。これも、デザインの原風景になっているのだろうと思いました。
次回は12月5日(土)16時から写真家藤塚光正氏「千年の建築を旅する」お話です。