先日、鶴川第2中学校の2年生が、職場体験に当社に訪れました。
漠然と大工さんが家をつくっている会社という工務店のイメージを持っている中、現場体験や設計課題をやりながらものづくりの面白さを感じてもらえたようでした。
最終日は、「好きな本を読みたくなる空間」という課題のプレゼンテーションです。それぞれ、想像を膨らましながら、模型、プレゼンテーションも堂々としたものでした。空間を想像するとき、みんな囲まれる・篭るというイメージからはじめることに驚きました。しかし、よく考えると私が本を読む空間は電車の中が多い気がします。逆に喧騒の中で、本を読むと言う行為によって空間を作っているのではないでしょうか。行為が空間をつくる、外部との繋がりとういうことに膨らませていければもっと面白くなる可能性がありました。
安部公房の箱男のような空間をつくった子の作品は、想像を膨らませる作品でした。
片岡 巌