先日、国土交通省の補助事業の一環である住宅省エネルギー技術 施工技術者講習で講師として講習を行いました。
断熱への理解も進み、どの断熱工法が良いかなどという単純な議論ではなく、断熱計画及び的確な施工が重要だという認識からこの講習は設計者及び施工者に向けて開催されています。
不適切な断熱施工は、断熱性能が発揮されないだけでなく、建物全体の気密断熱性能が高くなった現在の住宅では、今までは隙間風で顕在化しなかった断熱不適格箇所に負荷が集中し、結露したりコールドドラフトなどにより不快感を発生することになります。
2年ほど前から、本講習の地域リーダーの資格を取得し、講師を務めさせていただいています。
片岡 巌