はじめて目にした言葉でした。この言葉は首都圏大学東京の星旦二名誉教授が
新しい予防医療の考え方を表した言葉として本の中で使われていました。
これまでの予防医療については、好ましい生活習慣を実現する「一次予防」疾病の早期発見と早期治療である「2次予防」リハビリテーションである「3次予防」がありました。
ゼロ次予防とはそれらをさらにすすめて、「健康に考慮して屋内外の住環境を整備すること」なのだそうです。
屋内については 断熱・気密性能の向上を図ることにより暖かい家を実現していくことが特に重要で、屋外については、空気や水環境はもちろん公園や文化施設の充実、などが個人および地域の健康にかかわるのだそうです。
家づくりに携わる者として 断熱・気密性のよい家づくり、あたたかい家づくりが
住まう方の健康にとってとても重要なことであり、家づくりのプラットフォームとなる考えであると あらためて思いをあらたに致しました。
田中 博