20日の朝日新聞夕刊を読んでいて、アッこれ!と嬉しくなりました。
昨年夏暑気払いで、大工含め全員で、銀座の竹葉亭(鰻)に行った帰りに、
みんなで観た建物(1972年黒川紀章の代表作の一つ”中銀カプセルタワービル”)だったからです。
外見は今でもおしゃれな感じで目を引きますが、記事によると、
『完成から44年たち、建物の一部のコンクリートがはがれ、落下防止のネットがかかる』状態のようで、現在『存続か解体かで揺れている』ようです。
こんなにお洒落なのに、もし解体となると、残念です。
この夜は、他にもいろいろと銀座にある代表的な建物を観て回りました。
リノベーション担当の小栗は、以前銀座で、事務所を構えていたという経歴があり、
みんなで案内してもらったのです。
しかし今でも思いだすと笑ってしまうのですが、
のんびり観て回って楽しむというより、
私はひとり、銀座の夜の街を走り回っていました。
何故だか弊社の設計のものは、社長初め足が速く、
みんなとはぐれては大変と思ったのです。
そんなおばさんの姿を滑稽に思ったのか、設計片岡から、
「西野さん、だいじょーぶですかぁ~」と言われてしまったことを覚えています。
されどこのカプセルタワー然り、コルビジェも、ルイスポールセンも、
みんなこの会社で教えてもらいました。
設計のせの字も知らなかった私にとり、愛すべきcoworker達です。(西野博子)