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2017.12.9(土) 開催『旅と記憶』

※終了しました

写真家 映像人類学者:港 千尋

<可喜くらし>は芸術・建築を中心に、暮らし、地域や場所の記憶を未来に引き継ぐことを目的とした連続講演会です。住いの素形のような空間で無心に喜びや発見を分け合い「可喜(かき)」の輪を繋げる場を目指しています。シリーズ 第3期テーマ『旅とまなざし』の第三回目は、写真家・映像人類学者の港 千尋(みなと ちひろ)氏の講演です。「人の移動とは生命の本源的な自由に根ざしているはず。」地球規模で歴史の検証をする旅人・港氏は、現在と過去を交差させながら、かけがえのない証人として写真に一瞬、一瞬、世界の記憶を宿します。身体に蓄積された「記憶」が風化や変形、生成されるのと同様に、経年によって写真自身も変化し未来を生成する存在になるといいます。内に湧く創造的言葉と横断的イメージで構築された思考は「今」を生きる私たちの世界を映しだす鏡となるでしょう。

 

講師の方のプロフィール

◆港 千尋(みなと ちひろ)
写真家・映像人類学者。多摩美術大学美術学部情報デザイン学科教授。NPO法人Art Bridge Institute代表理事。早稲田大学政治経済学部卒業。南米に滞在後、パリを拠点に写真家として活躍。2002年 オックスフォード大学ウォルフソン・カレッジ研究員。 2006年〈市民の色〉で伊奈信男賞受賞。2007年第52回ヴェネチア・ビエンナーレ美術展日本館展示企画コミッショナー。2016年あいちトリエンナーレ2016芸術監督。
著書/『記憶—創造と想起の力』(講談社、サントリー学芸賞)、『遠心力』(白水社)、『自然 まだ見ぬ記憶へ』(NTT出版)、『洞窟へ—心とイメージのアルケオロジー』(せりか書房)、『芸術回帰論』(平凡社新書)。 写真集に『文字の母たち』(インスクリプト)、『掌の縄文』(羽鳥書店)など多数。新刊に『言葉の宇宙船』(ABI+P3共同出版プロジェクト)。
企画 協力:高月純子

お申し込み方法

■日時:2017年12月9日(土)開場15:30〜 講演16:00〜18:00
■会場:可喜庵(鈴木工務店敷地内)東京都町田市能ヶ谷3丁目6-22 ※小田急線「鶴川駅」北口徒歩8分( ※駐車場はありません) TEL:042-735-5771 FAX:042-735-3323
■定員:40名(予約制) ■参加費:各回/一般2,000円 学生500円(ワンドリンク付)
■地図アクセス:https://www.suzuki-koumuten.co.jp/kakian/acccess
■申込方法:メールにて①講演会参加日/②参加される方のお名前/③一般/学生の区別(勤務先/学校名記入)/④当日の緊急連絡先(携帯・メールなど)をご記入の上、kakian@suzuki-koumuten.co.jp(担当:畑野)までお申し込み下さい。