町田市相原町
まち、自然へ つながる三世代のいえ
- 家族構成:祖母+夫婦+子供2人
- 二世帯
- 高台
所在地:町田市相原町
敷地面積:279.9m2
延床面積:106.8m2
竣工年:2018年
設計のポイント
広い空を感じて暮らす
住まい手は新しい家への要望を具体的にお持ちでした--夏は涼しく冬あたたかい、空を広く感じたい、丹沢山系を眺めながらくつろぎたい、子どもが遊べる庭がほしい、祖母の部屋は景色をたのしめること、孤立しないキッチン、OMソーラーの家--などなど。
敷地は、丹沢山系が広がり富士山を遠望できる丘の上の素晴らしい土地です。敷地面積も広く建物配置の自由が利きましたので、北側道路から5mほどセットバックさせ、2台の駐車スペースと、木塀で囲んだ裏庭を設けました。この裏庭はキッチンの続きに位置しているので、台所作業をしながら畑の収穫物を食材にしたり、緑を愛でることも。気持ちよく家事ができるキッチンからは反対側の南全面ガラスの先に富士山も望めます。
全面ガラスと広い吹抜けをもつ居間に、2階天井まで届く本棚を階段脇に設けて、気に入った本がいつでも手に取りやすくしています。2階の吹抜けに面したスペースは読書コーナーや子供の遊び場にもなります。
屋根勾配の2階天井は大きな空間をつくっています。仕上げには吸音を考慮した素材を貼り、アクセントとして木の棹で押さえています。白を基調とした空間は住まい手のご要望。太陽熱を活用するOMソーラーと太陽光の発電がセットになった、クワトロソーラーが「空気と熱をデザイン」した家です。(S)